euphoria

音楽と人生と情緒

10/14 ROCK DIVERSITY/Sapporo Neutral

 

家に帰って化粧を落とそうと鏡を見たら目の下にtetoのときの涙の跡があって、それを流したときの記憶ごとずっと取っとけたらいいのにと思った。
teen ageの間奏で「惨めなこととか辛いこととか全部あとからネタに出来るからオッケー!」って、それ聞いた瞬間にヤバいって思って、畳みかける歌詞とメロディーのエモさにやられて。続く9月になることも含めてその間じゅう、わけの分からないまま身体の中のどこからか涙がこみ上げてくる、生まれて初めての感覚に打ちのめされました。
ずっと、拳を挙げずにはいられない、叫ばずにはいられない、体を動かさずにはいられない、で、自分はいまロックバンドのライブを見ているんだって。
好きとか嫌いとかそういうのぶっ飛ばして、あんなの誰が見たって心震えるだろって思うし逆にあれを見て何も感じないような人とは絶対に仲良くなれない。そこまで言えちゃうカッコよさだった。
そしてギターの人の顔で弾いてる具合が最高。ボーカルの小池さんは書く詩やライブでの言葉だけじゃなくTwitterTumblrまで最高。SNSの使い方が下手くそなバンドマンって残念じゃんね。

 

tetoの余韻でうああ〜って泣きながらクラップスへ向かって、前のアーティストから待機して最前キメたヒトリエ
出演決まった時からセトリなんだろな〜あれ聞きたいな〜なんていろいろ言ってたけど、どの曲にも思い入れしかなくてどの曲が演奏されたって最高なんだったと改めて思い知りました。ぜーんぶキラーチューンだ。
ワンマンよりも盛り上がってた、ワンマンよりも会場がひとつになってた。どういうこと。(笑)
楽しくて幸せで仕方ないのに、さらにwowakaさんがほんっとうに楽しそうに、幸せそうに笑いながら演奏するから幸福指数は上がるばかりで天井がなかった。
そしてなにより、マイベースヒーロー、わたしの世界で一番カッコいいベースのひと、イガラシさん!
視界を邪魔するものは何もなくて、手元も全部クリアに見えて、飛んでくる音を遮るものも何もなくて、世界一カッコいい音を存分に浴びて。
踊るマネキン前のソロ、「オンベースイガラシ!」の部分、食らった。食らいすぎた。カッコよすぎて、楽しすぎて、幸せすぎて、これ以上どうしたらいいのか分からないって瞬間。フリーズしかけの脳なりに、こんな贅沢なことあっていいのか!と思った。幸せ!!
ヒトリエは個×個×個×個のバンド、どのパートもめちゃくちゃにカッコよくって本当に大好きなんだけど、ライブ中に全体をじっくり見る楽しみ方はまだまだできそうにないな… 目の前のイガラシさんと、時おり下手側にきてくれるwowakaさんについていくのでいっぱいいっぱい。あと何回ライブに行けばじっくり全パート楽しみ尽くせるんだろう。ヒトリエは底なし!こわ!最高!
ライブが終わってもフロアのみんなは中々その場を動こうとせず、転換のために片付けをしてるメンバーの名前を呼んだり、ありがとう!と言ったり、拍手をしたり…本当に幸せな空間でした。

 

ROCK DIVERSITYの前のSapporo Neutralから行っていて、Sapporo Neutralはシニカルストアで締めたのだけど、これがいまの札幌で生きてるひとたちのバンドだってこと、マジでかっこよくてマジで最高だなと改めて思いました。語彙が貧弱。ぶっちぎりでカッコいいじゃん。そもそも他のバンドと立ってる土俵も全然違う感じ… とにかく好きです。
RSRオータムフェスト、そして今回と特別なイベントばかりで見てるから、今度はPROVOで見たいなあ。

 

ほかに見たのは時間が早い順にマイアミパーティ、マイキーズ、HANABOBI、SAKANAMON藤森元生、SUNNY CAR WASH、パスピエCreepy Nuts。全部で10組、充分すぎるくらいに楽しみ尽くしました。

かっこいいバンド、音楽、ひと、心が追いつかないくらいにたくさん見た。19最初のライブがこのイベントでよかった。また来年がありますように〜!