euphoria

音楽と人生と情緒

edge

 

 

久しぶりに好きな大人と話した。その人と一緒に動いていたのは半年と少し前のこと。わたしの人生に対して、当たり障りはないけれど優しく、そして正直なアドバイスをいくつかくれたあと、彼は「なんか大人になったんだね」と真面目な顔でつぶやいた。つい吹き出してしまったのは照れ隠しでもあった。いつだって嫌味なく軽やかな人。少しだけお酒が入っているらしい今日は、心が近くて落ち着かない。ちょうど最近、あの頃のことを考えていた。あの頃と言っても去年の暮れから今年の頭にかけての話、ほんの最近のことだけれど。あの時期もわたしは頑張っていた。プレッシャーで胃を痛めながらも楽しく駆け抜けていた。今のわたしもめちゃくちゃ頑張っている。今日は何故か肺が痛い。

わたしはこれまでそれなりに頑張ってきたし、今も何とかやっている。それを少しでも見てくれていて、少しでも認めてくれている人の言葉はいつだって面映ゆくあたたかい。じわりじわり胸に広がるコーラルピンクは穏やかな多幸感。わたしは幸せ者で、それだけで生きていけるはずだった。

 

 


わたしの表面しか知らずにわたしを雑に扱う人に明け渡す時間なんてない。誰かに必要以上に媚びる必要もない。惨めになってしまうのなら今すぐやめたほうがいい。ただ、大切にしてもらえないということは、大切にしなくてもいいように見えてしまう自分にも問題があるのだということも分かるから悔しい。鞄に常時忍ばせる煙草はお守りとしての意味を持たなくなってしまった。もっと自分を丁寧に扱いたい。生まれてから今日までその術を知らない。だから他人とも丁寧に関われない。ねえ、惨めになってしまうことはやめた方がいい。頭の中で繰り返しながら、また、酔うためだけにひとりでお酒を煽っている。今日の救いはPerfumeがサブスク解禁されたこと。あと五日くらいはPerfumeだけ聞いて無敵でいようと思う。去年 Future Popのツアーに行ったときの写真を添えて。

 

 

 

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